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カラス

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カラス、どう猛なイメージだったけど、カワイイじゃん

「OH 結構いい顔してんじゃん」
「結構は余分だよ」
「エッ 言ってること分かってんの」
「分かってるよ、ずっと、人間の観察してきたんだから」
「ヘー、カラスって、頭いいんだってねぇ」
「ちょっとした計算とか、記憶力とかね、だからいじめた人は忘れないの」
「そうなんだ、なる程、納得できることがあるよ」
「エッ いじめたの」
「僕じゃないよ」
「実はね、子猫を襲おうとしたカラスがいてね、知り合いの女性なんだけどね、持ってたホウキで威嚇したの。そうしたらずっとカラスにつけられて…」
「そうか、そりゃぁ覚えているよ記憶力がいいからねぇ」
「うん カラスが頭がいいのは僕も知っている」
「何んで」
「計算するカラスいたもの」
「何それ」

カラスの研屋というのが、昔いてね…

「テレビが家庭に入り始めた頃だから、大昔の話なんだけど、“私の秘密”という番組があってね、家の近所にきていた研屋のカラスがそれに出たの。僕たちは、その研屋のことを“カラスの研屋“と言ってたんだけどね」
「何 その カラスの研屋って」
「聞きたい」
「そこまで聞いたら、そりゃ聞きたいでしょう」

とっても人懐っこいカラスで、いろんな芸もやったんだと思うけど、マスコットとして人気だったの

「僕が子供の頃なんだけどね、切れなくなった包丁とかハサミ、カマなどを研ぐことを仕事にするおじさんがいて、自転車に道具箱を積み、その道具箱の上にカラスを載せて、家々を廻っていたの。そのカラス、頭がよくて、“包丁2本で幾ら”と言うと、値段を書いた札を咥えてね…それが可愛くて、人気だったの」
「それがどうしてテレビに出たの」
「誰かが、そういう研屋さんがいることをテレビ局(確かNHKだったと思う)に言ったんだろうね、で、その番組に出たんだけど、驚いたよ。テレビつけたら出てるんだもの…」
「ヘー、そういう先輩がいたんだ」
「うん、もしかしたらカラスのタレント第一号かもね(笑い)」
「面白いね」
「君も顔がいいから、歌でも歌ってみれば」
「歌…」
「カラス なぜなくの カラスの勝手でしょう」
「なんだそれ」
「こういう歌が流行したの、ドリフターズというお笑いのグループがいてね…」
「そうか、いいね、僕も何かやろうかな…」
「是非是非、楽しみにしてるよ…」

★    ★

本当は今日は、ポーの「大鴉と創作舞踊家のチャクラヴァルティーシャクティー」
(昔取材した記事が出てきたので)
を書こうと思ったんだけど、イメージがちょっと違うので、それはまたの機会に━ということにしたの。
ではでは…

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