コラム 雑記

ウワーッと感動させてくれるんだけど、どこか淋しい冬の夕暮れ

投稿日:

ウワッ なんだこれは…夕陽がとっても美しい

午後3時過ぎに天然温泉のお風呂にゆき、4時過ぎ、笹塚駅の階段を上がってホームに出たら、
なんと、ホームが燃えるように真っ赤…
前を歩いていた女性二人が、いきなり駆け出して、ホームの端に行って、スマホで写真を撮り始めた。
気が付けば、僕も引っ張られるように走っていた。
そう、たまたまこの日は、首に一眼レフをぶら下げていたの。
こういう場面では、構図がどうのこうのなんて、言ってられない。

パッと構えてパッと撮る。モニターを見る。露出オーバーで真っ白。

感度を下げ、絞りを思いっきり絞って、シャッター速度を上げる。
真っ暗な画面の中に赤い太陽がかすかに…
もう一度絞りを調整して撮ったのがこの写真。
偶然、電車が入ってきったので形になった。
どこか淋しくて、郷愁をそそる…
そんな感じの絵になったのが、かえって良かったと思っているのである。

逆光の撮影本当に難しい

逆光、しかも、つるべ落としの太陽を撮っているのだから、本当に難しい
時間とともにというのもあるからね…
線路が赤く光っているのも良かったね…
自分では、そう思っているのである(偶然だけど)

沙漠で撮った時もそうだった

大きな真っ赤な太陽が沈んでいくの…
随分撮っているが、毎回、絞りを変えながら何枚か撮って、その中から、これかなというのを探すしか方法がないのだ。
本当は、空にもうちょっと、透明感が欲しいのだけれど、僕にはこれが精いっぱい…(笑い)

写真をみながら思った

やっぱり人は、落ち行く姿、滅びゆく情景に美学を感じるのだと…
そう言えば、ハウツーものだったと思うけど、本のタイトルも、誰が描いたのかも忘れたが
「事業というのは、夕陽を見て美しいと思う人はやるべきではない。夕陽を見ても、それがどうしたとい人でなければ成功しない」
そんなフレーズがあって、
僕は事業家ではないな━と、妙に納得したのを覚えている。
若い頃には、お金、たしかに魅力だったけどね、今は、凌げればそれでいいと達観(諦め)している(笑い)。
そう、贅沢よりも自分の時間を楽しめる方が余程魅力的と思っているのに、楽して儲かる話があれば、つい身を乗り出してしまうのは、悲しい性だね…(笑い)
今日も仕事、
今日は歩いて行けるところだから朝が少しゆっくりできる、
そんなささいなことに幸せが感じられる暮らしも悪くないと思っているのは慰めか…

-コラム, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

写真を撮る時には思い込みが大切、言葉を変えれば、作家はいかに見るかということ

目次写真はラ・フランス果物を撮って遊んで見たかつての偉大な写真家が作品を通して教えてくれたことおれはこう見た、そういう思い込み、これが大切なんだフェイスブックは、眠っているデータを形にするのに丁度いい …

葉っぱのバトル 昨年も似たような写真撮っているのだけれど、また撮ってしまった

目次「葉っぱの喧嘩」僕にはそのように見える心次第で、物の見え方は変化する「今日はどんな発見があるか」それが楽しくて散歩に出るの人と話すの、だんだんとめんどくさくなってきたので、最近はもっぱらこれ 「葉 …

ウン 懐かしいねぇ、知り合いがコピーして持ってくれてたの、嬉しいねぇ

目次懐かしい記事が出てきたのでつい…「鍵善良房」は、よく知っていた。冷たくてのど越しがよくて、とっても美味しい。鍵善、くずきり、水上勉、僕の記憶のなかでは、セットになっているのであるやっぱりキチっとし …

ガラスについた水滴がつくり出す幻想の世界

目次外は雨、ガラスについた水滴が…なんとなく幻想的雨、霧、雪、夜、逆光…一般的に悪条件と言われるものが、作品作りには好条件になるああ、詩心があったらなぁ 外は雨、ガラスについた水滴が…なんとなく幻想的 …

皇帝ダリア

目次なんとなく、咲き誇っている、そんな感じ。皇帝ダリア「ラストエンペラー」も辛かった。もしかしたら、「皇帝ダリア」は、「皇帝」と呼ばれていることを、知っているのかもしれないね…取材の基本を教えてくれた …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます