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生け花、グイと惹きつけられて、写真撮っていいですかと…
新宿通り、四谷3丁目から新宿御苑に向かって歩いていて目にとまったのが、この生け花、有名な高級ふりかけの店内に飾られたもの。
お店の入り口は全面ガラスで、入り口の右の方に飾られていたのだが、四谷から新宿御苑前に向かって歩いていて、この花が目にとまったというわけ。
で、自動ドアを開けて
「花の写真撮っていいですか」というと、
「どうぞ」と言ってくれたので、撮らさせてもらった。
しかし、持っているのはスマホ。
ガラス越しだから反射が激しい。
だから、雰囲気だけ、そう思って記録に残したのが、アップした写真。
ショウウインドウの撮影、本当は大変なの
昔、銀座ミキモトのショウウインドウを撮ったことがあるが、その時は警察に事前に道路使用の許可を申請して、大きな暗幕とポールを用意して、写り込みを消して、夜中に。
4人でチームを組んでやったのだが、キチっと撮ろうとすると、ショウウインドーは、それ程の撮影なのである。
エッ、暗幕を張ったらどうなるのかって
写り込みがキレイに消えるの。
全ての被写体が鏡なんだけれど、ガラスは特にだから…
で、膜の中でライティングして、カメラ(4×5インチ)は幕の外に立てて、レンズの大きさだけ膜を切り抜いて、そこから撮るの。
大体、終電が終った真夜中にやるんだけれど、1カット撮るのに、数時間かかった、そんな記憶がある。
エッ なんで警察の許可がいるの
そりゃ、人も通れなくしてしまうんだもの
お金を貰って撮影するって、本当に大変だよね、今みたいにモニターはないし、頼りにするのは、白黒のポラロイドなんだけど、一回撮ると、確か100円位かかっていたと思う。が、やっぱり10枚位は使うから、それだけで1000円はいくものねぇ…
スタジオ、懐かしいねぇ
今となっては楽しい思い出だけど(笑い)
スタジオでの車の撮影、ダイヤモンド、ガラス食器、時計…
僕はそういうの、あまり得意じゃなかったけれど、組み立ては全部助手(僕より腕のある先輩たち)がやってくれたから、やってこれたけどね、先輩たちがいなかったら、とてもできなかったね(笑い)
だって、カメラマンは楽だもの
カメラマンというのは全体を見て
「あそこのライト、ちょっと光過ぎてるんだけど、チョット位置変えて、トレペかけて…それと、左の下隅、ちょっとテカッテルの、スプレーで抑えられかなぁ…」
「OK、じゃ、ポラ行ってみよう」
「絞り22で何秒」
「3、6、12かなぁ」
「OK、じゃ。行きます」
「…」
「ポラロイドを見る」
「うん、いいんじゃない…」
「じゃぁ、イキマース」
懐かしいねぇ…
僕はスタジオ、得意じゃなかったけれど、大事なことはここで学んだ。そんな気がする。
話がまた、横道にそれてしまった。
なんだっけ…
錦松梅の生け花だったよね、
花の色が素敵だったので、惹きつけられたのだけれど、
ガラス越に花を上手く飾ると、アイキャッチとして最高だなと思ったの。
だって、POPでいろいろ描いたって、汚いだけで、安売り屋ならともかくねぇ…
そういう意味で、花は最高のディスプレーだと思ったの。
だって、花がキレイに活けてあると、
「アラッ」と目をひくもの。
で、「ああ、錦松梅」美味しそう、
「器はいらないから、中だけ買っていくか」となるものね。
だって、器、高いんだもの(笑い)
錦松梅、本当においしい。
手土産にもよさそう、ここなら歩いて10分程だから(笑い)