フォトエッセイ 基礎知識

ヘマンサス(多分)それにしても大胆な写真 こう撮るしかなかったという感じ (笑い)

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花の名前は本当に難しい

花の名前、難しい、検索かけると「紅花」とも出てくるのだけど、それは明かに違うと思ったので、もう一度やり直すと、この名前が。
出てくる画像は似ている。が、そう言い切ってしまうには自信がなかったから、?をつけた。

それにしても、大胆な写真だよね

ズボっと真ん中に、写真教室などでは、やってはいけない構図の代表とされる「日の丸写真」という構図だと思うが、僕にはなぜそれが嫌われるのかが、よく分らないのだ。

構図、そんなことに拘っていたら写真は撮れない。あれは、教室でする時間稼ぎの勉強

僕が師事した石津良介先生は、
「構図、そんなものに拘っていたら写真は撮れない、自分がいいと思ったら、ズボっとそれを撮るのが一番 何を撮ったか、見た瞬間に、ああと思えたらそれが一番、構図がどうのこうのという考え方は一切すてなさい」と。
そしてもうひとつ
「プロになるのであれば、写真雑誌を見るのはもう止めなさい。誰が撮っても同じような写真になってしまう。自分の写真はあくまでも自分の主張… 大事なのはアトモスフィア、その時、その状況の空気感が自然伝わってくる。例えば曲がり角の写真を撮った写真であれば、今、白い着物を着た女性がその角を曲がった瞬間、そういうのを意識するといいと思う」
そんな話をよくしてくれた。
若い僕には、何を言っているのか、理解できないことだらけだった。
しかし、今、先生の言った言葉が、いろんなシーンで思い出されて、
「ああ こういうことを言っていたんだな」と思いだしては、懐かしんでいるのである。

スキル、そんなもの習わなくても、自然身につく

いわゆるスキル、今でいうハウツーについては、何にも云わなかった。
そんなものはやってれば自然に身に着くと思っていたんだろうね、本当に素晴らしい先生だった。やっぱり、考え方、哲学、大事だよね、
だって、写真って、その瞬間に、心に感じたものを映像として定着させるものだものね。

僕の知り合いの画伯もよく言っている。ぼくもそう思う

技術、そんなものは習うものじゃないんだよ。
あるレベルまできたら、これをこう表現したいんだけどどうするかというのは自分で考えるものだもの━といつも言っている。
そう言えば、文章も、手垢のついた言葉をずらずら並べても、人を感動させることはできないというのが、いろんな本の随所に書かれていた。
いかに表現するか、それを考えるのが、写真の面白さだと 最近僕はつくづく思うのである。

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国土地理院では

「滝とは、流水が急激に落下する状態、瀑布(ばくふ)ともいう。普通は、高さが5メートル以上で、いつも水が流れているところ」としているらしい。

瀑布とは、水の落下が白い布のように見える様子を表わした言葉。

写真では、この水の流れ方を、どのように表すかと考えて、シャッタースピードを決める。
たぶん、この写真は30分の1秒位(水の流れ方から判断して高速になればなる程、流れは止まって点になる。
反対に、スローシャッターになればなる程、布のように白くなる。

タイトルの「滝」と「瀧」の違いは
ヤフー知恵袋のベストアンサー選ばれた解答によると
「滝」の方が古く「瀧」は後からできた字なのだそう。
タキは「竜、龍」という字に「さんずい」をつけたもの。
「竜」と「龍」「竜」が古く「龍」は後からできた字で意味も読みもまったく一緒。

基本的には「瀧」が基本で「滝」は古字とされているのだそう。
日本語って、本当に難しい。

滝と言えば滝行
昔、なんの雑誌だったか、
「久保さん、身延山に行って、女性が滝行している写真を撮ってきて欲しいんだけど…」
「エーと思った」が言われれば行かないわけにはいかない。
夜中に車を走らせて、その滝のあるところまで行った。冬だった。
待てど、待てど、人はいない。
「こんな寒い時に、瀧に打たれる人なんかいないよなぁ」
しかし、仕事、待って、お願いして撮らさせてもらうしかないのだ。
時計の針はもう、12時を廻っている。
しかし、しかし、しかしなのである。
「ウーン、これはもうダメだな」
そう思った瞬間だった。
30歳位の女性が現れて
「朝からずっとここに居ますけど、何してるんですか」と声をかけられた。
で、事情を説明すると
「私でよければやりましょうか」と。

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名前:クボッチ

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