コラム フォトエッセイ 雑記

紅いのは百日紅、夏の名残の花なんだけど、やっぱり秋だよね

投稿日:

目次

秋の印象

赤と黄色と、更けゆく秋の空気感…
美しさの中に憂い感があって、思わず、
「ああ 秋なんだな」と言ってしまう。
秋と言えばやっぱり、上田敏

上田敏 堀口大学 金子光春

秋の日の ヴィオロンのためいきの
身にしみて ひたぶるに うら悲し
鐘のおとに 胸ふたぎ
色かへて 涙ぐむ過ぎし日の おもひでや
けにわれは うらぶれて ここかしこ 

さだめなく とび散らう落ち葉かな

堀口大学の秋の歌というのもある

秋風の
ヴィオロンも
節(ふし)ながき啜泣(すすりなき)
もの憂き哀しみに
わが魂を
痛ましむ

時の鐘
鳴りも出づれば
せつなくも胸せまり
思ひぞ出づる
来(こ)し方に
涙は湧く

枯葉ならぬ
身を遣(や)る
われも
ひなたこなた
吹きまくれ
逆風(さかさかぜ)よ

原文は同じベルレーヌの詩なんだけど、随分、雰囲気変わってくるよね

金子光春の
秋のヴィオロンが
いつまでも
すすりあげている
身のおきどころがない
寂しい僕には
ひしひしとこたえるよ

鐘が鳴っている
息も止まる程はっとして
顔、おもいだす
むかしの日のことを
すると止途(とめど)もない涙だ

つらい風が
僕をさらって
落葉を追っかけてくるように
あっちへ
こっちへ
翻弄するがままなのだ
★   ★  ★

ヘーと、驚くしかない
3人三様…
でもやっぱり僕は、この詩に関しては、上田敏が好きだな
なんか、とてつもなく美しいし、グッと心に沁みてくるものがある。
感性って、本当に面白いね…
この感性という得体の知れないもの、どうやって、つくられてきたんだろうね…
ウーン やっぱりそれは、環境…
難しい、今日はやめとこう。

今日も仕事、
ウン、仕事でなかったら、来ることがないなという所に行くの、結構楽しいよ。
「ヘー 林芙美子ってここに居たんだ」とか「垣根の垣根の曲がり角って、この家なんだ」とか」「小さい秋みつけたは、ここで生まれたんだ」
そんな発見もあって、とても楽しいのだ。
今日は公園で何を考えよう…
「…」
ではまた、ご機嫌よう、今日も楽し明日も楽し…

 

-コラム, フォトエッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

書 いいね 書けないけど惹かれるね、こういう字が書けたらいいね 

これ、どう見ても文字だよねぇ。川なんだけど。
上空から見ると、川も文字のように見えるんだよねぇ
書 いいよね、シルエットの芸術。

なんとなく秋 そうか、やっぱり季節は写るんだ。当然だけど、そう意識すると、風景がまた別のものに見えてくる

目次 早いね、もう11月 なんだか、加速度的に早くなっていくね、一年が… 子供の頃は、長い長い一年だったのに… 今は自遊人で、忙しいことなんか何にもないのに、シューッ シューという感じで、時が動いてい …

展示会 素晴らしき仲間たち

目次   アートな秋 10月22日、友達と仲間3人のコラボレーションを見に行ってきた 「NO ART NO JOY」展が 青山の「DAZZLE」というギャラリーで始まった、 盛り上がったオー …

木瓜 漢字で書くと気にならないが、カタカナ表記だと、 自分のことを言われてるみたいで、なんとかならないのか─と思ってしまう。

目次 木瓜 この花、好きな花の1つで、毎年、撮っている。 なんとなく、色っぽいんだよね… かつて、易占いというのを、かなり研究した。 易占いの卦辞(64通り)を写真で見せるという大胆な発想で写真集を企 …

寒桜にメジロは僕の中では春の季語、しかし今年はなかなか見えない

目次 やっぱり今の季節はメジロだよね。 特徴は、目のまわりが白いこと。 一年中いるらしいが、寒桜の蜜を求めてくる、今の季節が撮りやすい。 ヒヨドリも寒桜の蜜が好きで、同じ木にやってくる。 自分より大き …