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この写真見ていると、なぜか、昔見た「ヤクザ映画」思いだすの…
沢山見たよ、
鶴田浩二、菅原文太 高倉健 小林旭 石原裕次郎…
恰好良かったよね、
映画館から出ると、みんな肩で風をきって歩いてんの…
粗野で荒くれ者なんだけど、なんとなく優しさと浪漫を感じさせるの…
背中に陰を背負っている男って、いいなぁと思ったもの(笑い)
ヤサグレルという言葉があるが、この写真、なんとなく、そんな言葉が浮かんくる。
「ヤサグレ」とは、
香具師(やし)、不良などの隠語で家出、あるいは家出人、宿無しを指す言葉。
「ヤサグレ」に「ル」がついて「ヤサグレル」という動詞は、家出とか、放浪するというのが元の意味で、
ヤサは「鞘」が元々の言葉、
それを逆さまにして「やさ」になったらしい。
なる程、それで渡世人(宿なし)か、面白いね、言葉って…
一体、こんな言葉、誰がつくったんだろうね…、
いろんな経験してないと、つくれないよね…
こうして調べていると、
言葉こそ最高の文学━と、つい思ちゃうよね(笑い)
「北帰行」これは渡世人とは関係ないけれど、小林旭が歌っているのを聞くと、なんとなく、そういう雰囲気になってくるから面白いね、
でも僕は、ちあきなおみの歌う「北帰行」が好きで、それをレコーダーに入れて写真を撮りながら聞いているのだけれど、いいねぇ、
「窓は夜露に濡れて 都 すでに遠のく 北へ帰る旅人ひとり…」
詩がいいよね、元歌は旧制旅順高等学校の歌らしい。
いろんな人が歌っているが、僕は、ちあきなおみの歌い方が好きなのである。
写真をみながら、書いていることは、毎回連想ゲーム…
それが楽しいのである。