essei

全国公募の「第27回極美本展」を見に、東京都美術館(上野)に行ってきた

投稿日:

目次

写真は、「極美賞」に選ばれた友達の知り合いの作品

台風だから美術館に行ったのではなく、見に行く約束をした日が台風になったのだけれど、忘れられない日となってしまった。
広い会場に飾られた作品は、全国公募の中から選ばれた作品の展示だから、それは、見応えがある。

受賞作は、やっぱり輝いている。

「極美賞」を受賞した「双龍~雲音~」(三宅エミ)さんは、銅版画もやると聞いていたので、絵を見た瞬間
これは「銅で作った作品」かと思う程、金属の感触をえたのだが、よく見ると、やっぱり油。
それにしても凄いね、このタッチ、
双子の龍が生き生きと…
でも、可愛くて愛嬌がある。
中心にフルートが描かれているから、音楽を楽しんでいるのだと思う。が、リズムがあって楽しそう…
係の人に、
「写真撮っていいんですか」
と尋ねると、
「ドウゾ」というので撮らさせてもらった。
展覧会は10月5日まで。

美術館を出ると、風、雨脚は益々激しくなっていて、アッという間に靴の中はビショビショ。

傘も広げると漏斗(ジョウゴ)になるので、少し萎めて、それでも駅まで遠いので、ズボンもビショビシヨ…
やっと駅についたと思ったら、ここはJR。

行きたいのは浅草の「ヨシカミ」(昭和の洋食屋さん)だから銀座線に乗らなければならないのだが、これがまた、遠い。
それでもせっかくここまで来ているんだからという思いで、風と雨の中をまた(笑い)

懐かしいねぇ、ヨシカミ、久しぶりにきた。

ピンクのギンガムチェックのテーブル。古い木造の建物、まさにまさにまさに、昭和の雰囲気が、そして空気が…初めてきた友達(女性)は、その雰囲気に酔っている感じ、
「なんか嬉しくなりますよね」と、その言葉を連発。

壁には有名人のサインがたくさん…

「ここはね、ハヤシライスとカツサンドが有名なんだけど、僕はそれは食べたことはない…」
そんな会話をしながらメニューを選んで、昭和の洋食をいただき、コーヒーを飲んでから
「バッティングセンターへ行ってみるか」と。
「中学時代、僕は野球部、40歳位までは草野球やってたよ」とちょっと自慢。

久し振りにバットを振ったら、やっぱりイメージ通りにはいかないね(笑い)

ゲージに入ると、80キロが凄いスピード。
いくら振ってもボールが通過した後。
ゲームの最後の方になって、やっとカスリ始めた。
2ゲーム目、目が慣れてきたのか、大分当たるようになってきた。
それでも、芯で捉えたのは3発くらい。

カードにまだ残高があるので、もう1ゲーム

振りはよくなって、当たるようにはなったが、途中からバットを振る力がなくなって(笑い)
「なんてったって、72歳だから」と、言い訳、苦笑い…
それでも
「フォームがキレイだし、恰好良かったですよ」と。
ホンマかなぁ(笑い)
その後、日暮里に出て「谷中銀座へ」
台風の日、さすがに人はいない
アップルパイ専門の店があるというのでそこへ。
店員の女性に
「ワザワザ、台風の日を選んでデートしてるの」
「それはいいですね、忘れられないデートになりますよ」と店員の女性。
僕が食べたのは、オーソドックスなアップルパイだったけど、子供の頃、「天満屋」(岡山のデパート)の食堂で食べた、ハイカラなお菓子、アップルパイを思い出してしまった。

アップルパイ 根岸の里の わび住まい(俳句)
この後に
「それにつけても 金の欲しさよ」とつければ短歌になる。
うまいこと考えるもんだね、昔の人は(笑い)

 

-essei

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

写真を愉しむ数日前、国立の花屋さんでみて思わず、へーもう紫陽花が咲いているんだと

雨に咲くあじさいの花その風情 雅督

桃太郎伝説の桃太郎は吉備津神社の吉備津彦の尊らしい

鬼ノ城では鉄を精製していた。
鉄を精製するのには水がいる。
熱した鉄を冷やすために使っていた水を(廃液)を近くの川に流していた。

上流で、汚れた水を流せば、下流では作物などができなくなる。

困った村人は、その交渉を吉備津彦の尊にお願いした。
吉備津彦の尊は「よし」と引き受けて交渉に行った。
で、吉備津彦の交渉に、ズラズラとついて行った村人たちが見た光景は、鉄の精製で顔は赤やら青に焼けただれて変色していた。それが、赤鬼、青鬼に見えたという話。

たんかんがお店に出ると春衣装

たんかんの皮は横に転がしながら剥いていくのがいい
皮が薄くててね
友達は
「横に横に転がすように剥いていくと、剥きやすい」
と教えてくれた。
そんなに大きな柑橘ではないけれど、
口に入れると、
甘くて美味しい天然のジュースが
ドバーっと口のなかに広がって本当に本当に本当に美味しいの
で、
昨日は早速セーターは脱ぎ
シルクのシャツの上に
ジャケットを一枚羽織って
昼間公園で写真を撮った後、
「茶とあん」に寄って時間調整をして
パーティーに行って10時過ぎまで…
帰りはちょっと寒かったけれど、
歩いていると、
気持ちがよかった

スマホカメラを愉しむ ただ一緒にいればいい

昨日 夜、
ちょっとお腹が空いたので、
インスタントラーメンを買ったのはいいが、
電気ポットの電熱部分
どこに入れたのか分からなくて…
さっき
「とりあえずで入れた箱」の中を漁っていたらそこに…
お腹すくと、なかなか眠れないんだよんね(笑い)

クリスマスシュトーレン、今やクリスマスに向けて贈るプレゼントの定番らしい

約3週間かけて味が少しずつ変化する、ドイツの伝統菓子・シュトーレン。
シュトーレンは、ラム酒など、洋酒に漬けたレーズンやオレンジピールなどのドライフルーツ、アーモンド、クルミ、ナッツが、バターをたっぷり使った生地の中に入れられていて、時間が経つとドライフルーツと洋酒が成熟して、味が深みをまして、一層おいしくなるらしい。
そうか、これも一種の発酵食品、ヨーロッパにはチーズ以外には発酵食品がないものね。