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今日は、久保雅督です。
「撮って書いてワヤで笑える人生日記」
にお越しいただきありがとうございます。
今日は、私の愉しみの一つでもある、
壊れたバックをリメイクして使う面白いさについて書きます。
ケチから生まれたバックのリメイクという愉しみ
私はもともとがケチなのか、捨てることができず、
「この部分、まだキレイだし、何かになるんではないか」
そう思って、古いバックの革など、保存しているタイプなのです。
メモ帳 本のカバー いい革があればなんでも作れる
最初は、その革を利用して、
縦に長いメモ帳などを作っているうちに、
愛用のヴィトンのハンドバックのファスナーが壊れ、
「アーア」というところから
「そうだ、ファスナーのところを全部取り払って、口の開いたところは、上にカバーをして隠せばいいんだ」
という発想がきて、
エルメスの壊れたバックの革をとっていたのを当てはめたところ、
見事に色が合ったので、
それにショルダーのベルトを付けて、
斜めかけバックとして使っていたら、
女性の眼をひいたオリジナルバック
いろんなショップのお姉さんが、
「そのバックいいですね、欲しい」
と褒めてくれるものだから、スッカリ気に入って、長いこと使っていたら、
バックの中やショルダのベルトを留めているところがボロボロになって、
「もはやこれまで」と思ったのだが、
さすが職人素人では及ばない技
「イヤ 待てよ、傷んだところを補強してもらい、中も、布でキレイにし、ショルダーのベルトを替えてもらえば…」
そう思って、娘のダンナ
(10年程前、努めていた会社を辞めて、鞄職人になった)
にお願いしたら、見事に仕上げてくれた。
これでまた、10年は使える。
命と供に、大切に使わなければ…
リメイクしたバックに、もうひとつお気にいりのがある。
バック屋の主人も仰天した素人発想
それは、オストリッチのハンドバック。
おそらく誰かに貰ったもの。
そのマチの部分を取り外し、
コンピュータのカバーとして再利用しているのだが、
先日、新宿駅のイベント広場の、バックの展示会に、
そうとは知らず、それを肩にかけて入っていったところ、
あるバック屋のご主人が、私を見て近付いてきて、
「それちょっと見せて下さい」
そういって、私のコンピュータケースを指さすので
「どうぞ」といって
肩から外して手渡すと、
「なる程、こういう使い方があるんですね」
「腐っても鯛」とはこのことか
そう言ってから
「これじゃあ、バックがなかなか売れないはずだは、勉強になりました」
と、とても興味を持ってくれた。
そうなのだ、ブランド品は、ブランド品独特の色を持っている。
だから、何を作っても、結構、様になるのだ。
「腐っても鯛」「ブランド品は革だけになってもブランド品」
「腐っても鯛」という言葉があるが、
ブランドバックは、腐っても、使い道があるのだ。
私はこの廃物を利用して、メモ帳、本のカバーなど随分作った。
☆
ある時、ある女性に
「古い革の鞄があったらちょうだい」
そう言って、メモ帳など見せ、
「こんなのつくるの」
そう言うと
「それ見たら、私がつくりたくなったから、あげない」と言われてしまった。
で、そうか、そういう時には、あまり見せない方がいいんだなというのを知った。
また別の女性には
「よくそんな高級バックを、カッターナイフで、バリバリ切れるわねぇ」とも。
そう言われても、ねぇ 修理すれば結構かかるし、かと言ってボロボロじゃ使えないし。
「どうせなら」なんとかして活かした方がいいじゃない」
そう言うと、まぁ、そうだけどねと、なんとも言えない顔をしていた。
幾ら元は高級でも、古くなればゴミ、廃物も使えば生きてくるのである。
最後まで読んでいただきありがとうございました。