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椿の実を見て、連想された思いで

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今日は久保雅督です。
「撮って書いてワヤで笑える人生日記」
にお越しいただきありがとうございます。

今日は、椿の実にまつわる、思いで話しです。

ヘー 自然は天才芸術家

椿の実のアート(写真)

先日、友達と会った時、
「ハイ」と言って、
ティッシュに包んだ、椿の実を渡された。

庭の椿に成っていたものらしい。

帰って開けて見ると、
面白い顔…

「ウン、これは写真撮らなければ」

白のケント紙を広げ、ティッシュから出して何気なく置いたら、
こういう形に

「オーいいじゃん、いただき…」

そう言って、パチリと一枚。

あるがままにがいいね

こういうのって、難しいんだよね、
作為的になると不自然だし

「あるがまま、そう、あるがまま」がいいね。

椿の実には思い出がある。
秋祭りのピーヒャラピーヒャラというリズムを聞くと、同じ光景が出てくるのである。

思い出された子供の頃の行事

その光景とは、
獅子舞の頭を、隣の家の縁側で、
(なぜここだったのかは、わからない。すぐ裏がお宮だったから…
それとも庭に椿があっったから…)

子供が集まって、庭に成っている椿の実の皮を剥いて、その油を面に擦りつけて、布で磨いている光景である。
(今まで、一緒に遊んだこともない子供も、この時は大勢来ていたけれど、こういう情報は、どのようにして流れていたんだろうね。回覧板だったのかな…)

お面はあっという間にピカピカになる。
で、夜になると、大きい人が頭を持ち、
あとの子供は、唐草模様の布でできた長い胴体の中に入って、家々を一軒ずつ、廻って踊るの。
踊ると言ったって、決まった形がある訳ではない。
歌に合わせて適当に面を動かす、言わば、出鱈目な踊りなのだが、

家の人たちは、行くと、
小銭を用意していて、それを、獅子の口に入れてくれるの。

「獅子にらっきょうやったなら、やったなら、剥いても剥いても、皮ばかり、コーチャエ、コチャエー」
そう、こんな歌だった。

こういう風習、誰に教わったんだろうねぇ 
知らず、知らずのうちに覚えていたものだった。

お袋の祭り寿司最高だった

お祭りと言えば、お寿司がつきもの。
特に岡山は祭りずしが有名で、各家庭に、それぞれの寿司がる。
お袋のつくる寿司(祖母のコピー)は評判だった。

出来上がりを、言葉で紹介すると、豪華の一言だった。

そう、寿司飯の上に、穴子、はい貝(甘辛く似たもの)
(調べてみると、はい貝とは、モガイのことで、岡山の郷土料理の一つばら寿司には欠かせない食材と)
ままかりの酢漬け、エビ、乾瓢
(甘辛く煮たもの)
細切りにした卵焼きがバッサリと被さっていて、紅しょうがをアクセントにしているの。

お袋は、勤めていたけれど、この時は休みで、
白い割烹着を着て、ご飯を大きな桶(はんぼうと記憶している)に入れ
あらかじめ調理した寿司酢をそれになじませていくの。
その時、渋団扇(丸亀の特産品らしい)
という大きな団扇が扇いで、ご飯を冷やすの。
その扇ぐ役割を、よくやらされた。

そういう光景が思い出された。

一枚の写真から、いろんな思いでが蘇ってくる。
写真って、本当に素晴らしい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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