コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 思いつき 雑記

詠み人知らずという俳句や和歌、短歌があるのだから名前が分からない花があってもいいだろう

投稿日:

紫の花に心惹かれて

この花、雰囲気に惹かれてというか、
「私を撮って」とうるさいので撮ったのだが、名前が分からないのだ。で、
そうだ、俳句や短歌、和歌に詠み人知らずというのがあるから、「花の名前知らず」でいこうかと思ったのだけれど、響きがなんとなくよくないので、何かいい表現はないかと調べたら

「美しき花も、その名を知らずして 文にも書きがたき いと口惜し」(正岡子規)というのがあって、
「おおっ」と思わず声を発してしまった。

凄い。この感性だよね、僕に欠如しているのは…

感動したのはいいが、どう表現したらいいのか、それはまだ解決していない。

ウーン、「君の名は」「名前知らずの花」「紫の花」(色で表記)
あっ 色の表記いいかもね。
「赤い花」「黄色い花」、「紫の花…」
ウン、これいい、これでいこう。

ということで、今回は紫の花。

花の形と、色、枝ぶり アトモスフィア、そのバランスに誘われたのである。

70年の人生で、こんなの初めて

誘われたといえば、昨日、ちょっと面白いことがあった。
お風呂にいくために、新宿駅で、京王線の各駅停車を待っていた。

ホームの階段付近で、僕が乗ろうとする車両の位置に行こうとしたのと、その車両の所に並ぼうとする女性(30代かな、スラリとした感じのいい女性)が鉢合わせに。

あのアクションは一体、何だったんだろう

とっさに僕が身を引いて「ドウゾ」と譲ろうとすると、女性の方も同じように「どうぞ」と。
で、二人が隣同士でしばらく待っていると、
電車がホームに入ってきました。
ドアが開いて、皆が一斉に乗り込もうとした時、また女性と接触しそうになったので、お先にと手で合図すると、なんとその女性、僕の腕に軽く手をからませて、電車に一緒に。
僕はそのまま、シルバーシートに行ったので、女性は一瞬、ためらった様子だったが、踵を返して、ドア付近のところに行って立っていた。

 

瞬間、心の中突き抜けたイナズマ

見知らぬ若い女性に、しかもお互い半そでで、腕を軽く持たれて電車に乗ったのは、70年の人生のなかで初めて…

こういう時には、どう対応したらいいのだろうか。
お茶とかお酒、食事とかに誘うべきだったのだろうか…

突然のサプライズで、とまどってしまった。
いいよね、高齢者、たったそれだけのことで心がウキウキするのだから…
でも、こういう時に、そのまま分かれてしまうなんて、なんとも無粋だな…
ウーン、まだまだ遊びが足りてないね…
でももう、そんなゆとりもないしね…
しかし、しかし、しかしだよね…いいね、青春

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 思いつき, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ガウディー?早稲田鶴巻町 学生街の中心 スマホしかなかったのでスマホで撮影

まるでガウディー 早稲田鶴巻町、学生街の中心で目立つ建物 スマホのカメラで撮影 その描写力に驚く

名前がいいよね、砂漠のバラ、なんとなく、そうなんとなく魅力的

目次偶然にも、ドンピシャリのタイミングだったと思うでもこの花、神代植物園の温室では、寒い時期に咲いていたような記憶がる。 この謎、どうやって解くか、それが問題だつい口からこぼれるカスバの女… ああ、あ …

読書の秋

目次読書するのにいい空間、写真を見て、そのように思ったから、タイトルを「読書の秋」とこういう処で読む本はどんなのがいいかを考えてみた雰囲気を楽しむためには、小道具もいる。僕はボールペンにも拘っているの …

スイレン、この花を見ると、今まさに宇宙と交信しているところ、そんな風に見えるのは僕だけ

目次これ程、整ったスイレンは、珍しいと思う。 スイレンと言えば、モネだけど、あの絵、そんなにいいのかねぇ… 睡蓮、これまでに随分撮ってきたからもういいよ… そう思いながらも、 見事に咲いて、しかも姿、 …

クロサンドラ つい日本語に置き換えて 黒なのになんで朱なんてとバカなことを考えてしまう私

目次洋花なのに、つい日本語に置き換えて、「黒なのになぜ朱い」と考えてしまうバカな私。クロサンドラとクロッサンドラ吉川英治氏は百科事典を50回読んだらしい「好奇心を満たす」これほど楽しい遊びはない。 ク …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます