コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 雑記

夏芙蓉 室町時代から、美しい花の代名詞

投稿日:

芙蓉、夏を代表する花だと思う。

早朝、生まれた間もない明るい太陽に照らされて、鮮やかに咲く大輪の花…
美しくて、つい、目を奪われる。

朝に咲いて夕方には萎む、その儚さが、一層、美しさ誇張しているのかも知れない…ね。

芙蓉と酔芙蓉の違い

同じような花で、朝に純白の花を咲かせ、夕方になるにつれてピンクに染まっていく酸芙蓉というのがあるが、夏芙蓉と酸芙蓉、何が違うのかと思って調べてみると、
一重の花と八重の花で、
一重に咲くのが芙蓉で、八重に咲くのが酔芙蓉なのだそう。

古代中国では、蓮の花を芙蓉と言っていたらしい

「芙蓉」とは、蓮の花の古名で、その美しさから、「芙蓉の顔」と書いて「ふようのかんばせ」という言葉があったのだとか。

「ハスの花のように美しい」という形容詞らしい。
第一高等学校の寮歌「嗚呼玉杯に花うけて」の2番に

「芙蓉の雪の精をとり 芳野の花の華を奪い…」という歌詞がある。

富士山は芙蓉峰という雅称を持っている

この芙蓉は、多分、富士山のことだと思う。
そう、富士山は「芙蓉峰」という雅称を持っているのである。

雅称とは、風雅な呼び方のこと。
ということから、考えると、
富士山の雪のように白く、芳野の桜の花のような香りを放つ。
それ程美しい花ということではないだろうか。
室町時代から、貴族の間で、人気があったことが推測できる…
これは、勝手な解釈だけどね…

 

 

-コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

青鷺・アオサギ その目の鋭さ、生きることの厳しさを感じさせる

目次鋭いねぇ、この目なんか、武士道に通じるものがある。そんな気がする。何を知りたいかを知る、ジャーナリストにとって、それが最も大切なこと 鋭いねぇ、この目 生きることの厳しさを教えてくれているような、 …

ヘリオトロープ 前にこの写真、一度出しているのだけれど、ちょっと気になることがあって、再び

目次ヘリオトロープヘリオトロープの香水は、二人の出会いのところで使われた、小道具だった難しいね、男とと女の言葉にできない心の綾… ヘリオトロープ 前にこの写真、一度出しているのだけれど、ちょっと気にな …

セリバオーレン 小さな花なので、撮るのに結構、手こずった。

目次セリバオーレン本当は葉っぱも一緒に出したかったんだけどね咄嗟の閃きが遅いのは歳のせい575をちょっと意識してこの花、今、とても人気なの   セリバオーレン 葉っぱがセリに似ているということで、そう …

虹 雨あがりの空に見える不思議な現象 心を惹かれるよね、なんとなく

目次ところで、虹って、なんで虫なの?「天をまたぐ龍のような形をしたもの…と想像していくと、つながりが見えてきます」スマホができる以前は、虹の写真は珍しかったの虹、その正体は、太陽の光。 これは、ボルネ …

おやっという発見が楽しい散歩写真

目次今日は、何に見えるシリーズの企画の企画発表ムーミンは想像でつくられたキャラクター何となく愛嬌があって、どことなく可愛くて、憎めないもの…発見って、結構楽しんだよね目的が出来れば、散歩も楽しくなって …

広告


 

名前:クボッチ

写真好き トレンドを中心に書いていきます