「Autumn Leaves」
「枯葉」と言ってすぐ思い出すのは、
キャノンボール・アダレイの「Autumn Leaves」
マイルス デイビスのジャズがいい。
夏の終わり頃、暑さの中に秋の風を感じるようになると、いつ頃からか、
「熱いコーヒーの似合う季節になった。窓から外の見える喫茶店のイスに座って、ボンヤリと外を眺めていたい、そう、小さな音でマイルス・デイビスの枯葉を聞きながら」というフレーズが、頭の中に浮かんできて、毎年、それをノートに書きとめているのである。
ちょっとセンチで、なんとなく虚しさを感じる、僕の病気…
寂しいけど、この雰囲気が、とても好きなのである。
ちょっと移ろった気分というのも、悪くはないよね…
金色に輝く、この、葉っぱの写真を見て、そんなことが頭に浮かんできた。
ォー こういう見せ方もあるのか…
枯葉にも風情があるが、
昔、ヨーロッパのブティックのショウウインドウで見た
黄金の葉っぱ(多分金色のスプレーで色づけしたもの)を見た時は、
「ああ、こういうインテリアもあるんだ」と偉く感心したのを思い出した。
見方、見せ方…
ショウウインドーを見ていると、本当に楽しい。
そういうのを沢山見ることによって、感性というのが磨かれていくんだろうね、きっと…
自分の内なる世界にいる、もう一人の自分の声を聴くというのだろうか…
美術館で絵を見るのも楽しいが、
外の見える喫茶店の窓から、道行く人を眺めたり、ショウウインドーを見たりするのも、僕はとても好きなのである。
心の一部に、女性を持っているのかもしれないね(笑い)…
これからの季節は、そういう雰囲気が楽しめるので好きなのである。
そう、ちょっとだけブルーな気持ちのなかで、そういう楽しみ方をするのが、ここ数年の僕のパターンなのである。
ああ、今日もまた、とりとめのない記事になってしまった。
まあ、心の中をこうして晒すのも悪くはないよね…