写真エッセイ 思いつき 雑記

同じ葉っぱでも、枯れ葉と見るか、黄金の葉っぱと見るかによってその価値観は変わってくる

投稿日:2020年9月2日 更新日:

目次

「Autumn Leaves」

「枯葉」と言ってすぐ思い出すのは、
キャノンボール・アダレイの「Autumn Leaves」

マイルス デイビスのジャズがいい。
夏の終わり頃、暑さの中に秋の風を感じるようになると、いつ頃からか、

「熱いコーヒーの似合う季節になった。窓から外の見える喫茶店のイスに座って、ボンヤリと外を眺めていたい、そう、小さな音でマイルス・デイビスの枯葉を聞きながら」というフレーズが、頭の中に浮かんできて、毎年、それをノートに書きとめているのである。

ちょっとセンチで、なんとなく虚しさを感じる、僕の病気…

寂しいけど、この雰囲気が、とても好きなのである。
ちょっと移ろった気分というのも、悪くはないよね…

金色に輝く、この、葉っぱの写真を見て、そんなことが頭に浮かんできた。

ォー こういう見せ方もあるのか…

枯葉にも風情があるが、
昔、ヨーロッパのブティックのショウウインドウで見た
黄金の葉っぱ(多分金色のスプレーで色づけしたもの)を見た時は、
「ああ、こういうインテリアもあるんだ」と偉く感心したのを思い出した。
見方、見せ方…
ショウウインドーを見ていると、本当に楽しい。
そういうのを沢山見ることによって、感性というのが磨かれていくんだろうね、きっと…

自分の内なる世界にいる、もう一人の自分の声を聴くというのだろうか…

美術館で絵を見るのも楽しいが、
外の見える喫茶店の窓から、道行く人を眺めたり、ショウウインドーを見たりするのも、僕はとても好きなのである。

心の一部に、女性を持っているのかもしれないね(笑い)…

これからの季節は、そういう雰囲気が楽しめるので好きなのである。
そう、ちょっとだけブルーな気持ちのなかで、そういう楽しみ方をするのが、ここ数年の僕のパターンなのである。

ああ、今日もまた、とりとめのない記事になってしまった。
まあ、心の中をこうして晒すのも悪くはないよね…

 

-写真エッセイ, 思いつき, 雑記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

OHなんとも神秘的… スイレン

目次 何とも言えないね、この神秘的な輝き、美しさ  黄色とブルーが補色だから、黄色が、より輝いて見えるから、神秘の奥行を一層深めているのだと思うが、神秘的という以外に、この花を表現できる言葉を僕は知ら …

枝垂れ櫻には、簡単には表現できない女の色香があると思うのは僕だけ

目次 なんとなく、何処とく、粋筋の女性を思わせる花 上から下に、しなっと (そういう言葉あるのかな ゆったりと、緩やかにしっとりと) というニュアンスで使ったのだけど… 着物を着た女性が科(シナ)を作 …

カワセミ、漢字で書くと翡翠、しかしこれヒスイとしか読めない、なんでこう書く

目次 カワセミ、翡翠 なぜ 調べて見ると、「翡」は赤色、「翠」は緑色、 もえぎ色を意味し、カワセミの緑色の羽と、赤いお腹をさしているたのだそう。 「翡」はオス「翠」はメスとも言われていると。 ヘー、そ …

顔写真に始まり顔写真に終わる。そんなことをいった時代もありました

目次 今日は久保雅督です 「撮って書いてワヤで笑える人生日記」 にお越しいただきありがとございます。 今回は顔を撮るということについて書かせていただきます。 フリマ主催者から、写真家として参加しません …

写真が上手いというのと良い写真というのは同義語ではない

目次 時間にゆとりができたので、カメラ持って公園に。 すでに寒桜が満開で、蜜を求めてヒヨドリがいっぱい。 そんなわけで、 今日はひよどり、粘ってみた。 おかげでやっと、 これならという写真が撮れた。 …