コラム 写真エッセイ 雑記

秋を感じようと、好きな散歩道をちょっと歩いてみた。これ、大都会新宿の風景なんですけど

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ここ、新宿御苑の脇道 ここを僕は勝手に哲学の道としているのである

旧甲州街道に沿って、玉川上水が流れているの。
写真のような雰囲気の道が、一キロ (そんなにあるかな)くらい…あって、
ちょっと、考え事や物思いにふけりたい時、ここを歩くの。
だから僕は、ここを勝手に、「哲学の道」と言っているのだけどね。

実は先日、仕事仲間が凄いヘッドフォンをくれたので、ユーチューブで懐かしいフォークソングを聴いていたら、どうしょうもない、情けない中年男が母親のお墓詣りに行って、その心情を歌にしてるのがあって
「こいつ、僕より情けない奴だな」と思いながらも、その曲調が心に響いて、その歌、スッカリハマってしまったの。
「吾亦紅」というのだけれど、イヤホンで聴きながら、撮影してたら、こんな写真に。

歌を聴きながら、情けない奴と思いながら、なぜか聴いている僕もおかしい

エッ 何が情けないかって、
だって、白髪が混ざってきた中年のおじさんが、
「あなたに威張れることがある」と
で、何を言うのかと思ったら、
「俺、来月離婚するの。初めて人生を自分で生きるの。それを見守っていてね」
甘ったれるのもいい加減にしろよと、いいたくなるんだけど、曲調がいいからつい聴いてしまうんだよね、
思うにこれは、「離婚する」のではなく、「される」んだね、
だってこんなどうしようもない男じゃ、ねぇ…

僕も人のことは言えないけれど、もうちょっとはマシだった、そんな気がするんだけどね…

ヒンヤリと冷たい黄昏の秋の風の中で、非日常的な土の道を歩ていたら、やっぱり気持ちはセンチになるよね

それにしても、ここ数年で、バタバタと、寂しいね…
皆、いなくなってしまった。
人生って、いったい、何だったんだろうねぇ…
考えてもしょうがないんだけど、つい考えてしまう。
懐かしいねぇ、皆の笑顔が、あの声が…
僕もそろそろ、そういうことを意識して生きなければと思うのだが、3歩、歩くと、忘れてしまうのが、僕の性格…
自分の性格ながら、困ったもんだ━と、つい思ってしまうこの頃なのである

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名前:クボッチ

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