葉っぱコレクション
若い女性の手が入るだけで、写真がガラリと変わってくる。
若い女性って、どこを撮っても、魅力的なんだ…
ハハ、これは僕の勝手な思い込み。
しかし、面白いね、何も考えないと、
「アッ 可愛い、ちょっとそれ撮らせて」
瞬間的に声をかけていた。
これ、考えたら絶対できないよね(笑い)
「一念三千とは、そういうことなんだよ」と、教えられたことがある。
「エッ どういうこと」
そうだよね、いきなり言われても分からないよね…
簡単に説明すると、
「ハッと思ったら、その瞬間に行動を起こせば、ほとんどのことが思い通りに動く」
言葉を換えれば
「心で思ったことが現実になるのである」
心で思ったことが現実になればいいよね
しかし、それをするためには、裏技があったんだ。
その秘訣は、考えないこと。
「エー 考えちゃだめなの」
「そう 考えるとね、行動できなくなるの。だから、ブレーキがかかる前に動いちゃえばいいわけ」
「…」
これを教えてくれたのは、とてつもなく大きな組織のトップ(現在)なんだけどね。
その人とは取材を通して知り合ったんだけど、その本の出版記念パーティーをするにあたって相談したところ、
「こういうことはね、考えちゃダメなの。思ったらその瞬間に動かなければ、成るものも成らなくなるの」
そう言って、知り合いの何人かに、その場で声をかけてくれ、その流れの中で自然に日にちが決まり会場も決まりというのが、出来てしまったのである。
それは見事なものだった。
その体験から
「そうか、考えたら行動できなくなるんだ」ということを学んだのだった。
熟慮とかよく言うけどね、動く時には、何も考えないのがいいみたい
実際、いろんな人を取材してきて、ターニングポイントについて尋ねると、
「不思議なことに、ぱっと閃いた瞬間に行動を起こしていて…あの時、考えていたら今の自分はなかった」というのが、とても多いのである。
★ ★ ★
女の子に気軽に声をかけたことが、とんでもない話になったね…
でも、面白いね、人間にはいろんなパワーが備わっているんだ。
そのやり方を知れば、きっとすべてがうまくいくんだろうけど、学校ではそういうこと教えてくれないものね。
「創造と伝統」という本の中にもそういうことが書いてある
そういえば、KJ方という思考方(実際はメモの取り方なんだけど)開発した文化人類学者の川喜田二郎博士も自著の「創造と伝統」という本で、そういうことを書いていた
「ハッと思ったことは、近い将来、それが現実になる可能性が高い。だから、ハッと思ったら、とにかく取材して、調べておく必要がある」と。
で、気が付いたのは、
「そうか、僕は軽いから、なんとかかんとかここまでやってこれたんだな」ということだった。
そう、僕は考えないことに関しては、文句なしなのである。
しかし、しかし、しかし…現実は、日銭稼ぎに行く高齢者なのだけれどね…
でも、人生、楽しんでいるから…なのである。