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故郷の銘菓貰いてしのぶ友 大手饅頭久し振り

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大手饅頭 スッカリ有名になったね

手土産に本当に都合のいいお菓子だった。
口に含むとほんのり甘酒の香りがして、
甘酒の味と餡子の甘さが絶妙に調和して、
口の中に広がる美味なる甘味は、卓越されたコーラスを聴いているようにすら感じられるのである。

大手饅頭は江戸時代から作られている備前の銘菓

江戸時代から作られている備前(岡山)の銘菓
値段も手ごろで手土産にするのに都合がいいの
今は紙袋に入れて
「これ」
そう言って渡すのが通常だけど、

ちょっと畏まったところに行く時は
やっぱり風呂敷がいいね
20個入りの四角箱を紫の風呂敷に包んで…
なんでもないようだけど、
それだけで格調高くなってくるよね…(主観だけど)

お饅頭が一つ入っている可愛い箱
このデザインをしたのは染色図案家の鈴木毬紗さん、
取材を通じて友達になったの

このお饅頭
薄いオレンジの地に白抜きで花びらが沢山散らばっていてそれこそ風呂敷で包んだようなイメージなんだけれど、
これをデザインした人、僕の友達だったの
多摩美を出てシルクに拘った染図案家で、
皇室のストールなども染めていた。
取材を通じて知り合ったんだけど 鈴木毬紗さん
「現代の技」というコーナータイトルで
「染のアルチザン」というタイトルで写真と文章で
A43ページで紹介してるんだけれど、
この女性確か大手饅頭の社長の姪御さんだった。
若くして癌で亡くなったのだけどとっても素敵な女性で
下井草のアトリエによくよく遊びに行かさせたもらった。
ネクタイも何本かいただき、
愛用させてもらったが
「私のんネクタイ あげてもなかなか着けてくれないの特殊だから」
そう言って笑った顔がなつかしい。

自分流の技法を開発、独自の世界を

「本来の染色作法に従うと、布は宙に浮かせ白く抜くところ、あるいは模様の部分は糊づけをして一気に地の部分を染めていくのですが、これだとなんだか色かぶりをするような気がするので私は面倒でも模様の部分はのけて塗るという方法を取っているのです。また布地をテーブルに貼り付けているのは、筆圧を意識してのこと。実際のところはわかりませんが、宙に浮かせて描くよりもテーブルの上で描いた方がなんとなく迫力があるような気がするんです」
毬紗さん45歳(当時)
通産大臣賞を2回受賞
記憶が鮮明に思いだされた。
「現代の技」懐かしいねぇ
この連載、好きな連載だった。

今日もまた大手饅頭から別の方に話が流れてしまった…
自分のメディアだからその辺自由でいいよね…
今日も愉し
明日も愉し
こうして思い出を綴るのも愉しいね…
このシリーズで学んだことは、
勝れた人はみんな独自の方法を持っているということだった
だからハウツーは所詮レシピに過ぎないんだよね…

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