カメラ コラム フォトエッセイ 写真エッセイ 思いつき 機材

咲き残りたる花にこそ、魅力を感じる。

投稿日:

目次

これは、僕の独断と偏見での感覚だが、

すでに季節が終ってなお、咲き残っている花にこそ、魅力を感じるのである。
人間で言えば、アラカンから還暦を少し過ぎたあたりか…
それでいてなお輝いている花(女性)には、若い人には絶対に出せない魅力というのがある。

人生をかいくぐってきて、生活感を感じさせない美しさに魅力を感じるなんて、口じゃ言えないよね

そういう女性を見ると、OHと、つい思ってしまうのである。
だって、気持ちにゆとりがあるし、会話が楽しいし…
やっぱり会話っていうか、そういう女性は相槌の打ち方がうまいんだね。
「聞き上手は話し上手」と言うけれど、確かにそれを感じる。
逆に言うと、上手い相槌というのは、いろんなことを知ってないとできないんだよね…

「何それ、ただお前の感じている(思っていること)を言ってるの」

「そうだよ、だから、僕の独断と偏見だけどと言ったじゃない」
「ところで、その独断と偏見ってどういういうこと」
「そうだよね、独断と偏見は、それぞれが独立した言葉、それをくっつけて一つの言葉にしているのだから分からないよね。意味的には、勝手な思い込みだけどということらしい」
「ヘー そういうことなんだ」

「独断と偏見」

調べてみると、流行したのは昭和45年頃。
この頃から漫才が人気になっており、この言葉を流行(はやらした、作った)のは、
漫才師の横山やすしではという推論がある。
(実際には、誰が言いだしたのか分かってはいないが、あえて、話をややこしくする展開として使われたと)
だが、その言葉は、廃れることなく、今なお使われれているのだから凄いと感心させられる。

しかし、便利がいいよね、この言葉

「これは僕の独断と偏見だけど」
そう言っておけば、何を喋っても平気なんだもの(笑い)
だって、そういう前置きを入れないで
「季節が過ぎてなお、咲き残っている花こそ魅力的」なんていうと
「お前、おかしいのではないか」と言われそうだけど、
前に
「これは僕の独断と偏見だけど」と言いておけば、
「うん確かに、俺もそれを感じる」という人も、出てくるかもしれないものね(笑い)
だからこのところ、ずっと、そういうもを狙っているのだけれど、
旬を競って咲き誇っている花にはない、大人の女の魅力を感じるのである。

面白いよね、写真て、ちょっと視点を変えるだけで、そこに新しいテーマが生まれるのだから、本当に楽しい。

こういう写真を撮る時には、お気に入りのレンズ
(解放1.8の105ミリの単焦点レンズがとても楽しい。これも、独断と偏見)
を使っているのだけれど、
ピントは浅いけど、大口径レンズならではの特性が出るのが気に入っているのである。

このレンズは貰い物で、フイルムカメラについていたものなのだけど、お気に入りで、バックの中にいつも入れているのである。
便利な時の流れに逆らって、あえてマニュアルのレンズを使う。
それもまた楽しからずやなのである。
「咲き残りたる花シリーズ」
どうなるかまだ検討もつかないが、しばらく遊んでみようと思っているのである。

-カメラ, コラム, フォトエッセイ, 写真エッセイ, 思いつき, 機材

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

サボテンの花って可愛いよね、長刺白珠丸という名前なんだけど、名前と花とのイメージが合わない

目次 「長刺白珠丸」と書いて 「ちょうしはくじゅまる」と読むのだそう。 これは、サボテンだよねぇ。でも、多肉植物とも。 「サボテン」「多肉植物」 言い方がちがうということは、やっぱり理由があるんだよね …

なんとなく今日は、こんな雰囲気、秋だね、うん、そう、ベンチいいよね

目次 ベンチ いつかはこれで一冊と思っているのだけれど ベンチ いいよね うん、 人といるよりも、ずっと、何かを訴えてくるものがる。 ウン、だから時々撮っているんだけど、これに1行か2行、気の利いたフ …

アンデスメロンに牛乳 信じられないかもしれないが、とっても美味しい

目次  メロンに牛乳、この組み合わせ、ちょっと首をかしげるよね。 ところが、やってみると、メロンの独特の臭いを消して、甘味を一層引き出して、濃厚でまろやかで、「オイシイ」と思わず言ってしまう程、グッド …

映画 新聞記者ジム・ウンギョン×松坂桃李主演の映画を見ての感想  

目次 今日は、久保雅督です。 「撮って書いてワヤで笑える人生日記」 にお越しいただきありがとうございます。 今日は映画「新聞記者」(藤井道人監督)を見たので、その感想を書きます。 とっても素晴らしい映 …

渡世の宿命

目次 写真から木枯し紋次郎を思い出した 「あんさんには、何の恨みもございませんが…」 「お互いに渡世人、そんな挨拶は抜きにして、さっさとやりましょうや」 「…」 そんな会話が聞こえてきそう。 ちょっと …