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レモン何科の植物、それにしても大きなレモンだね

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目次

レモン。檸檬、何となく文学的でなんとなくハイカラなイメージ。
それは「檸檬」という小説があるからか…

書いたのは梶井基次郎
名作と言われているのは、三島由紀夫など、多くの作家が絶賛しているからか…

えたいの知れない不吉な塊”に始終押さえつけられている」(私という主人公)
この私は、みすぼらしくて美しいものに心ひかれる性格の青年で、
汚らしい洗濯ものが干してあったりするような裏通り、
簡単に言えば、廃れていくものへの美学、そういうものに興味をもっていて、それを求めて浮浪していく、ボヘミアンなのである。
その青年が、ある夜、美しくてみすぼらしい果物屋の前を通ったら、檸檬が売られていて、それをひとつ買い、懐に入れて帰る。
するとなぜか、心が晴れて、
いつもは、金がなくて、避けている丸善に行って画集などをめくってみるのだが、どういうわけか、
先ほどまでの幸福感がスート逃げてしまった。
その鬱憤晴らしであることを思いつく、
それは、画集の上に檸檬を置いてそのまま帰るということなのだが、
実はこのレモンは爆弾で、丸善の美術棚を爆破したら面白いだろうなという妄想をいだくという、そんな小説だったと思う。
どうしてこれが名作なのかはよく分からないが、滅びゆくものに対する美学、堕落する男のなかに感じる退廃、デカダンス、そういう雰囲気を好むというのは、僕の心の中にもある。

レモン、なんとなくハイカラな果物

僕のイメージでは、檸檬は、ハイカラな果物で、お茶の水にレモンという画材屋さんがあり、そこは喫茶店にもなっていて、学生時代、そこでボーとするのが好きだったからかも知れない。
そう言えば、その近くにビリヤードがあって、四つ玉、よくやたな…

もう一つ、レモンで思い出した。

マンションのすぐ近くに「レモンの木」という喫茶店があったのだが、
そこの看板、大きな字で左から「レモン」と書いてあって、僕にはどうしても、「ンモレの木」としか読めなくて、
「ンモレの木」とは面白名前だなと思っていたのだが、ある時、角度を変えてみて、「ああ、レモンの木」かと(笑い)

レモンは、ミカン科ミカン属の柑橘類、酸っぱい爽やかさが美味しいよね、大好き。だって、サルサソースには欠かせない材料だもの

 

 

 

 

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