クリームソーダ
昭和の味かと思ったら、明治のものだった。
製造したのは、資生堂薬局
時代は明治35年(1902)
当時はまだ珍しかったアイスクリームを製造販売する資生堂が薬局内に
「ソーダファウンティング」(清涼飲料水を供給するための簡易な装置)を設置したのが、始まり。
これが後に「資生堂パーラー」となる、
当時の顧客は新橋の芸者衆
「ソーダー水一杯について化粧水(オイデルミン)を景品としてつけ、
酔客の喉の渇きをいやす最上の飲料水として宣伝したところ、
これが大当たりして銀座の一大名物に」と。
アイスクリームとソソーダー水が合わさりメロンソーダという飲み物になったのはいつか、
それははっきりとは分からないけれど、
最初は本物のメロン果汁が使用されていたらしい
しかしそれでは、高価すぎて庶民は手が出せない。
今のようなメロンソーダが誕生したのは、戦後のことらしい。
明治、大正、昭和…
なんか、いいねレトロモダン…
僕も、子供の頃
岡山の天満屋デパートの食堂で、メロン味のクリームソーダを食べるのが楽しみで、お袋と、天満屋行のバスにのって…
そんなことを思い出していた…
高齢になると、
懐かしい物がかえって新鮮に思えて…
郷愁の食べ物、飲み物を求めてなんていうのもいいよね…
カメラって本当に愉しい…