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知り合いと雑談していて、「それ企画としていけるんじゃない」と言われたことがヒントで生まれた目的

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写真を撮りながらしている心の会話

本当のことを言えば、
君ではなくて目白さんを撮りに来てるの。
でも、今年は、
君たちが この木を占領してしまったから、目白さん
恐くて来れないんだよ。

でも、目白さんだって食べなきゃいけないから、どこかに居ると思うんだけど、全然、見ないね…

一体、どこに行ったんだろうね…

★    ★    

なんでそんなに、目白に拘るの?
そりゃだって、綺麗だもの。
何、私たちだって、負けちゃいないわよ…

心の声、聞こえるんだ…

そうだねって言ってあげたいけど、やっぱりネェ…
こんな会話しながら撮っていたら、目をキラリと光らせて、ポーズを撮ってくれた。
ウン、なかなかいい…
thank you

知り合いのところに行って、写真を見せながら、そんなことを喋っていたら、
「それ電子書籍の写真集でいけるんじゃないの」
「…」
「エッ ヒヨドリで」
「だって、ヒヨドリ 地味だからあまり撮られてないと思うから…」

そうか、そういう考え方もあるなぁ

それから何日かして
「ネエネエ この前のヒヨドリの話だけどサー、調べたらヒヨドリって、英語でBulbulというの、だからタイトルはBulbulとチェリブロッサムでどう」

かくしてて、ヒヨドリを本気で撮らなければーーということになってしまったのである。

狙いはやっぱり広げた羽の美しさだよね

2時間程頑張って、
「ヨッシャー」と、拳を握りしめることが出来たのは、これ1枚。

表情のバリエーションが欲しかったので、何点かは作れたけれど、鳥の写真は、本当に難しい。

だって、長いレンズをつけて、鳥がアクションを起こすタイミングを待つのだが、手に限界が来て、
フーと息を抜いた瞬間に、パッと飛び立つんだから、腹がたつよねー

そんなことを何度も繰り返して、やっと撮れたのがこの写真。
それでもまあ、撮れただけ良しとしなければね…

翌日も頑張ったが、なかなか難しい

 

再び「飛ぶ」を狙って撮りにいったけど、撮れたのはこれ1枚。
寒かったし、天気は曇りで、こちらの気分も今イチでと、グチと言い訳

翔ぶ鳥を撮るの本当に難しい。

だって、飛んだ瞬間にシャッターを切ったのでは、画面には尻尾しか写ってないのだから…

そう、
「行くな」
これを予測してシャッターを切らなければならないのだからね…

これはもう、合気道の世界。気の世界…
なのだが、
こちらの状態がいい時には、鳥の動きに合せてカメラを振って、ピタっと決まることもたまにはあって、その快感たるやというのもあるのだが、めったに味わえない。

僕は普段撮影時に、脚は使わないのだが、
昨日はカメラがあまりにも重いので一脚を持参したのだが、

目線より上に居る鳥を狙うには不都合で、不要の長物となってしまった。

重くてもやっぱり自由の効く手持ち撮影の方が僕には合っている。

ウン そう、
生き方も含めて、自由がいいと、改めて思ったのだった。

というわけで、このところ、スッカリ ヒヨドリにはまっているのである

 

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