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写真を愉しむ 表情の面白さ

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どうしてもつくれないのが、気品のある顔
これは、生まれながらのものなのかなぁ
むかしお付き合いしていた銀行の担当に、
貴族の人がいたの。
名前もそうだが、どこから見ても、
黒い長い帽子(烏帽子)がよく似合う、
そんな顔をしていたのを思い出した。
面白いね表情…


写真は水仙なのだが、
水仙は別名ナルシスト
そして
ナルシストは、「自惚」「自己陶酔」する人
一説によれば、
水に写った自分の顔、姿に愛してしまったという話、
もしかしたら、水に写ったいろんな表情を愉しんでいたのかもね…

いい顔とはイケメンのことではない

ちょっと話が変わるが、
「いい顔というのがある」
イケメンというのではない、
イケメンはただ、顔のつくりがいいというだけのこと、
「いい顔」というのとは別の話、
「顔は履歴書」という有名な言葉があるが、顔には人生が出てくると、大宅壮一氏は言っているのである。
そして職業には職業の顔というのが、あるらしい
大体わかるよ、電車に乗っててもね…
人の顔、随分撮ったからね…

「いい顔に逢う 仏の顔を撮る」

嘗て、月刊「省エネルギー」という雑誌の巻頭インタビューで、
何年かにわたって僕が撮影をしたのが、
後に「宇宙の渚で生きる」という本(海象社)なっているのだが、その時出版社の社長から
「エピローグを顔で書いてくれ」といわれ、書いた記事が
「いい顔に逢う 仏の顔を撮る」というタイトルで掲載されているの。

久しぶりに本をとりだして…ハハハ
「…
“顔は履歴書“と言ったのは、大宅壮一だったと思うが、顔には人生のすべて顕れているようだ。
ここに登場する人たち野心がなく、欲がなく、スッキリとした嫌味のない表情─
いったいどうしたらこういう顔になれるのかと考えているうちに、
一つの共通点のあることに気づいた、
各人が独自の世界を確立しているということである。
人生のすべてをかけてつくりあげた世界観─そ
れを語っている瞬間なのだから、いい顔にならないはずがないのである。
最近私は、くぁる本の関係で、よく仏像を見にでかけるが、
仏像の顔はどの顔も柔和で、優しくて、満足感、充足感にあふれていて、底知れないエネルギーに圧倒されてしまう。
つまり「いい顔をしている」とことである。
本書に登場する人たちの顔をそこに重ねてみると、
仏像と同じ表情をしていることがわかって“悟る”とは、こういうことなのかと気づかされる。
世界観、宇宙観を確立し、その中で自らの務めに浸ってきた様が、「いい顔」をつくってきたのだろう」
こんなことを書いてたんだ…
今日も愉し
明日も愉し
明後日、鎌倉での撮影、…
荷物が多いので、レンタカー借りようかと迷っているのだけれど、極力荷物を減らしてがいいかな
ちょっとやりづらいんだけど、元カミが助手をしてくれるというので、猫の手よりはましかと思って…(笑い)

 

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